ブラックな職場の基準とは

ブラックな職場だと考えた時、まず思い浮かぶのが長時間労働でしょう。
賃金が支払われないサービス残業はもちろんのこと、労働基準法では1日8時間、週に40時間を超えてはいけないという基準があります。
さらに60時間を超えた場合には残業代を割り増ししなければなりませんが、これを知らない人は意外と多いものです。
月に60時間の残業では半日以上会社に拘束されていることに加え、休日出勤が重なっている場合もあります。
夜遅くならないように朝早く出勤している、また始業前の掃除時間は労働時間に含まれていないというものも認められません。
掃除時間やボランティア活動が会社の業務となっている場合や、自由参加とは言っているものの実態は強制である場合も労働時間として認められなければなりません。
労働時間の超過は集中力の低下や判断力が落ちるだけでなく、私生活を圧迫するのも特徴です。

大きなくくりとして労働時間がありますが、ほかにも威圧的な態度をする上司や性的な嫌がらせがある場合はパワハラやセクハラとして悪い環境であると言えます。
ブラックでは有休利用ができないことも特徴ですが、繁忙期などの人員が欠けると難しい時期に有休がとれないということであればその限りではありません。
しかし理由を述べて認められなければならない、旅行のために有休を利用すれば認められなかったり後々言われ続けるのであれば問題でしょう。
組織ぐるみで脱税などが黙認されている場合などはもってのほかです。